一人の患者さんにもっと時間をかける、
そんな診療を目指しています

患者さんが年配の女性の場合は、自分の母親だったらどう説明するか、お子さんの場合は、自分の子どもだったらどう話すか、などとよく考え、時には、厳しいことをはっきりと伝えることも必要だと思っています。
虫歯でも歯周病でも、「なぜ治療が必要な状態になってしまったのか」ということを、なるべく全員に知ってほしのでしっかりと説明するようにしています。

日本ではよく歯科医院とコンビニエンスストアの数が比較されます。コンビニより歯科医院のほうが多かったとしても、世界的に見たら歯科医院が多過ぎるわけではありません。オーストラリアの中では少ないと言われるメルボルンでも、200メートルごとに歯科医院があるといわれていて、その数は人口比で日本の2倍以上。アメリカでも日本の1.7〜1.9倍ぐらいです。なぜ欧米はこれほど多いかというと、オーストラリアでもアメリカでも、歯科医師は1日に5〜8人の患者しか診ないからです。その代わり治療時間は、1人の患者に1時間から2時間くらいかけます。それに対して日本の歯科医院では、1日30〜40人ぐらい診るのではないでしょうか。それでは1人の患者さんに対して十分に時間をかけることができません。当院では一人ひとりじっくり診たいという想いが強いので、歯科医師1人につき1日8人ぐらいを診療するようにしています。